Chromeのプラグイン(拡張機能)を作成して動かすまでの基本的な流れ

Chromeのプラグイン(拡張機能)を作成して動かすまでの基本的な流れをまとめました。

Chromeのプラグイン(拡張機能)を開発

hromeのプラグイン(拡張機能)は特別な資格や認証は必要なく、誰でも開発できます。
ただし、基本的なHTML、CSS、JavaScriptのスキルが必要です。

必要なスキル

  • HTML: ウェブページの構造を作成するための言語。
  • CSS: ウェブページのスタイルを設定するための言語。
  • JavaScript: ウェブページに動的な機能を追加するためのプログラミング言語。

必要なソフトウェア

  • Chromeブラウザ(Googleアカウントにログイン済み)
  • テキストエディタ(Visual Studio Codeなど)

開発の流れ

  1. アイデアを考える: どんな機能を持つ拡張機能を作りたいかを決めます。
  2. プロジェクトを設定する: 必要なファイルやフォルダを作成します。
  3. コードを書く: manifest.json やその他のHTML、CSS、JavaScriptファイルを作成します。
  4. テストする: Chromeブラウザで拡張機能を読み込み、動作を確認します。
  5. 公開する: 完成した拡張機能をChromeウェブストアに公開することもできます。

1. プロジェクトフォルダを作成

新しいフォルダを作成し、その中に以下のファイルを用意します。

① 「manifest.json」ファイルを作成
このファイルは拡張機能の設定を記述する重要なファイルです。以下は基本的なテンプレートです。

{
  "manifest_version": 3,
  "name": "My Chrome Extension",
  "version": "1.0",
  "description": "A simple Chrome extension",
  "permissions": ["activeTab"],
  "action": {
    "default_popup": "popup.html",
    "default_icon": {
      "16": "images/icon16.png",
      "48": "images/icon48.png",
      "128": "images/icon128.png"
    }
  }
}

②「popup.html」ファイルを作成
拡張機能のポップアップ画面を定義します。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <title>My Extension</title>
  </head>
  <body>
    <h1>Hello, World!</h1>
    <script src="popup.js"></script>
  </body>
</html>

③「popup.js」ファイルを作成
ポップアップ画面で動作するJavaScriptコードを記述します。

document.addEventListener('DOMContentLoaded', function() {
  document.querySelector('h1').textContent = 'Hello, Chrome!';
});

2. アイコン画像を用意

「images」フォルダを作成し、アイコン画像(16×16, 48×48, 128×128)を配置します。

3. Chromeに読み込む

  1. Chromeブラウザで「chrome://extensions/」にアクセスします。
  2. 右上の「デベロッパーモード」をオンにします。
  3. 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックし、作成したフォルダを選択します。

これで作成したChrome拡張機能が動作します。

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