SQL文におけるUNION句の使い方、ALLをつけた場合の違い、例題についてまとめました。
【はじめに】UNION句とは
UNION句は、和集合演算を行う演算子です。
複数のSELECT文の結果セットを1つに統合することができます。
【例題】SELECT ー UNION ALL SELECT ー
通常のUNIONでは、2つの結果セットに全く同じレコードがあった場合、重複行が削除された結果を返します。
しかし、UNION ALLだと重複行を含めた結果を返します。
● 倉庫A、倉庫B(主キーは商品コード)に対して以下のSQL文を実行します。
SELECT 商品コード,在庫数 FROM 倉庫A UNION ALL SELECT 商品コード,在庫数 FROM 倉庫B
倉庫A
商品コード | 在庫数 |
---|---|
001 | 50 |
002 | 25 |
003 | 35 |
倉庫B
商品コード | 在庫数 |
---|---|
002 | 15 |
003 | 35 |
004 | 80 |
●倉庫Aと倉庫Bの表には共通するレコード{商品コード:003,在庫数:35}があります。
UNION ALLで結合すると、以下のような重複行が残された表が返ってきます。
商品コード | 在庫数 |
---|---|
001 | 50 |
002 | 25 |
002 | 15 |
003 | 35 |
003 | 35 |
004 | 80 |
【SQL文入門】基本的な使い方まとめ
SQL文の基本的な使い方まとめについて紹介します。
情報処理入門速報
情報処理分野の用語・原理・資格試験対策について解説します。
コメント